短編

□猛暑2
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「旦那ぁ〜アイス買って来……………って寒っ!!」
 
「おぉ…外暑かっただろ?
冷やしといたぞ」
 
確かに外は暑かったけどこりゃ寒すぎじゃねーか?
オイラは室温が何度に設定されてるのか気になって旦那の手元に転がってるリモコンを見た
 
「 !! 
旦那ちょっ……18℃っていくらなんでも下げすぎだろ!!」
 
「あ?そうか?まぁ熱いよりはいいだろ…」
 
よく見れば旦那は寒いのか身体にバスタオルをまとっていた
寒いなら設定温度上げればいいのに…
 
「とりあえず旦那……こりゃいくらなんでも下げすぎだから少し上げるぞ…」
 
「は?なんだよそれっ…誰のために寒い中待ってたと思ってんだよっ!!」
 
ん?今……なんて言った!?
えっ?誰のためって………
 
「旦那もしかしてオイラのために温度下げてくれてたのかい?」
 
「…………外熱いだろうと思って……///」
 
確信を付かれて照れているのか旦那はボソボソと不機嫌そうに呟いた
 
「旦那かーわいぃーVv」
 
「ちょっ!!なんだよっ!?いきなり抱き付くな…
またオレ不足ってやつか!?」
 
「なぁ旦那…寒いならこれから熱くなることしねーか?」
 
「熱くって……ふぁ…ん…」
 
何か言おうとした旦那の口をオイラは自分の口で塞ぎ舌を絡めて旦那の口内をたっぷり味わった
旦那は苦しいのかオイラの身体を押し離れようとするが残念ながら頭と腰をしっかり持ち逃げられないように固定してるからムダなあがきだ

 
「んっー!!んーんー!!」
 
窒息されても困るので名残惜しいが口を離してやる
旦那を見れば顔を紅潮させ荒い息遣いでオイラに何かを訴えるような目で見ていた
 
「あっそうだ旦那せっかくアイス買って来たんだし……」
 
オイラはしがみつく旦那を一旦離れさせ
先程買って来たアイスをコンビニの袋から取り出した
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