短編
□猛暑
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「デイダラ〜……暑い…」
「砂隠れ出身なのに暑いのダメなのかい…?」
「んだよその偏見…」
大体そのふざけた髪型が余計暑苦しんだよ…
とは思ってみたものの暑くてダルくて口が回らないので黙ってこいつの髪を引っ張った
「いでっ!!
っ…旦那何すんだよ」
「あ"つ"い"…」
そう言うとコイツは何を思ったのか突然オレを抱き締めてきた
「暑いから離れろアホ…」
「旦那不足なので充電中…」
「大丈夫か?」
「大丈夫…しばらくこのままでいれば直るから…」
……オレはコイツの頭のことを心配したんだが…
てかマジ暑い…
1発殴ってやれば離れるんだろうが
まんざらイヤじゃないオレも重症だな…………
「ひゃっ!!!ちょっ……デイダラ……なっ何!?」
「ん〜旦那が汗かいて可哀相だから…」
そう言ってコイツはオレの首筋を舐め回してきた
「デ…デイダラ…………やめ…///」
「本当は嬉しいくせに…」
「あ……あぁ…///」
こいつは首筋に噛み付くようにキスをしオレに赤い印を付けていく
「よしっ!!充電完了Vv
旦那ありがとなっ!!」
中途半端にオレの体温を上げコイツはオレから離れた
「デイ…?」
「アイス買ってきてやるから待っててなV」
バタンという音とともにあいつは出ていった
「…………っ
やるなら最後までやってけ……」
ふてくされながらオレは体温の上がった身体を冷ますため
エアコンの設定温度を下げた
アイスを持って熱い中帰ってくる相方の姿を思いながら…