Nitro+CHiRAL
□Frenzy and appetite
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そのまま俺はよーじの手を握りながら眠ってしまったみたいで、ハッと目が覚めた
気付いたらもう時刻は夜の結構遅い時間で………電源を切ってた携帯には心配した親からのメールが沢山来てた
俺は馴れた手つきでメールに適当な嘘としばらく友達の家に泊まるってことを書いて送信し、再び電源を切った
携帯の画面から目線を外し、蓉司を見るとまだぐっすりと俺の腕枕で眠っていた
月の光に照らされた蓉司は、手足が無いのと相俟って凄く幻想的に見えたと同時に愛しくなった
よーじの手足は俺がもいでしまったから、よーじはもう1人では何も出来ない。外に出ることもご飯を食べることも着替えることも………勿論、トイレや風呂、自慰だって出来ない……。俺が居ないとよーじは死んでしまう
よーじには俺が必要
つまりはよーじの命運は俺が握っている
その事実が嬉しくて嬉しくて堪らない
俺は未だに眠る愛しい存在に口付けた
最初は軽くだが、次第に深くする
寝ているよーじの唇の隙間に舌を滑り込ませ、歯列をこじ開け、舌を絡め捕った
「……んっ……んんんっ!?」
流石の激しさに途中で起きたよーじが首を振って逃れようとしたが、頭を掴んで固定し奥に逃げるよーじの舌を更に追い掛けるよう深く口付ける
“ガリッッ!”
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