※リクオは小学校低学年くらい。





「おにはそとー!」
「福は内!」
「いだだだだッ!痛いですよ若に黒!」


キャッキャと楽しそうな声を響かせる奴良家。
その声の持ち主はとたとたと歩く小さな子供。


「なにやってるの?青。おになんだから出ていかないと。ほら、おにはーそとー!ふくはーうちー!」
「わ、若!冗談抜きで本気で痛いですよ!!いだだっ!」


リクオは小さいながらも容赦なく青田坊に豆を投げつける。
投げつけれられてる青田坊は、必死に逃げる。

今までリクオに引っ張られ一緒に豆を投げていた黒田坊は、こっそり抜けると傍観を決め込んでいる首無の隣に座った。


「お疲れ様」
「全く。若は元気で良いことなんだが、疲れる」


クスクスと笑う首無に、黒田坊は苦笑した。
二人の視線の先には未だに豆を撒くリクオと、リクオに追いかけられている青田坊。









このあと、料理が出来たと雪女が呼びにくるまで、二人の鬼ごっこは続いた。





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前回に比べて、短いですね…すみません。涙
しかもなんかみんな口調違くないすか…?涙
すみません。

今月は節分と言うことで、節分ネタです。


拍手ありがとうございました!


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何かありましたらどぞっ!



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