短編集
□閑話 うぃーくぽいんと
2ページ/5ページ
〜しばらくして〜
書類にサインし、ギルド印を押すとゆう作業をしていると、先に風呂に入っていたゴウが腰にタオルを巻いただけの姿で入ってきた。
「よう、まだ仕事やってるのか?」
「だれが溜めた仕事をしてると思ってるんだ」
目線は書類からはなさずに、言葉だけで文句を言う。
とはいえ、ゴウの事務作業嫌いはギルド研修時代からであるため今更治るとは到底思っていない。いわば一種の恒例行事なのだ。
「へへっ、感謝してますよ〜」
そう言うとゴウはロゼルを後ろから抱き締める。
「仕事の邪魔だ。感謝するなら離れろ。」
しかし、それに対してもそっけない態度のロゼル。
ちょっとむっとしたゴウは更に強く抱きつく。
「ゴウ、お前いい加減にし…っ!」
さすがに、怒ってきたロゼルはペンおき、振り返り文句を言う。
が、その言葉はゴウのいきなりのキスでかきけされた。