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□俺サマ何サマどちらサマ?
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目の前に容赦なく書類が積み上げられていく



必死に手を動かしても、追い付く筈がない



「これ全部今日中に終わらせてね」



『今日中っ!?』



あ り え な い …!!!



だって量半端ないよ!



書類のせいで向こう側見えないってくらいの山だよ!



『無理!ぜっったいに無理!!
終わるわけがない…!!』



「終わるわけがない…?終わらせろ



『笑顔がこわい!』



「終わらなかったら……わかるよね?



『う、うわーーーん!!!』



ツナさんはクスクスと楽しげに笑う



「あー、喉乾いたな
なんか持ってきてよ」



『今、この状況の私にそれを要求するんですかっ!?
意地悪!ドS!鬼畜!』



「否定はしないけどね」



『いや、そこは否定しろよ



って、そんなこと頼むんだったらツナさん手伝ってくださいよね!』



「やだよ」



即答っ!



「いいから早く行ってきなよ
仕事間に合わなくなるよ」



私は机から立ち上がりながらさけんだ


ほんと、何様なんですかっ!!?



ツナさんはにっこりと笑った







…わかんないの?





俺サマ何サマどちらサマ?

(つ、綱吉サマですよね)
(わかってんじゃん)
(いいや、もう)
(おとなしくお茶淹れてこよう)








 

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