白色ポピー

□贈り物
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テーブルの上に積まれた箱、そして袋。

『えっと…?』

みんなは驚いている私を和やかに見守っている。

『これって、』
「プレゼント」

次々に皆がそう答えた。

というか…

『プレゼント?』
「みんなから一つずつ。…ごめんね、私の用意したプレゼントは明日届くことになってて…」

クロームはしゅんとしている。

『そんなこと気にしないで、クローム!クロームは今日私と出掛けてくれた、あれがもうプレゼントだよ。それにみんなもご飯とかケーキとかも用意してくれたのに…』

その上一人一人がプレゼントまで用意しているなんて、申し訳なさすぎる。

「気にすんじゃねーぞ、紗那」
『リボーン、でも』
「俺たちがしたくて勝手にしたことだからな。大体、紗那を喜ばせたくてしたことなんだからそんな顔すんな」

そうだよ、リボーンの言う通りだ。
申し訳ないけど、嬉しいんだからこういう時は笑うものだよね。

『…ありがとう、みんな!』

満面の笑みを浮かべれば、みんな笑い返してくれた。

「開けてみなよ」
『うん』

私は一番手前にあった箱から手をかけた。






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