テーブルの上に積まれた箱、そして袋。
『えっと…?』
みんなは驚いている私を和やかに見守っている。
『これって、』
「プレゼント」
次々に皆がそう答えた。
というか…
『プレゼント?』
「みんなから一つずつ。…ごめんね、私の用意したプレゼントは明日届くことになってて…」
クロームはしゅんとしている。
『そんなこと気にしないで、クローム!クロームは今日私と出掛けてくれた、あれがもうプレゼントだよ。それにみんなもご飯とかケーキとかも用意してくれたのに…』
その上一人一人がプレゼントまで用意しているなんて、申し訳なさすぎる。
「気にすんじゃねーぞ、紗那」
『リボーン、でも』
「俺たちがしたくて勝手にしたことだからな。大体、紗那を喜ばせたくてしたことなんだからそんな顔すんな」
そうだよ、リボーンの言う通りだ。
申し訳ないけど、嬉しいんだからこういう時は笑うものだよね。
『…ありがとう、みんな!』
満面の笑みを浮かべれば、みんな笑い返してくれた。
「開けてみなよ」
『うん』
私は一番手前にあった箱から手をかけた。