CHANCE

□私の面影
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校舎に入った途端廊下にしゃがみ込んだ。
まだ心臓がうるさい。
こんなんじゃ駄目なのに。
駄目だってわかってるのに、今の私に昔の私の面影をみつけてくれたんだとしたら、嬉しいと思ってしまう。

『あなたは、変わらないね…』

私と違って。
自嘲気味に呟いてため息をつく。

そしてはじめて雲雀さんに出会ったときのことを思い浮かべた。





加筆修正2012/02/25

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