校舎に入った途端廊下にしゃがみ込んだ。まだ心臓がうるさい。こんなんじゃ駄目なのに。駄目だってわかってるのに、今の私に昔の私の面影をみつけてくれたんだとしたら、嬉しいと思ってしまう。『あなたは、変わらないね…』私と違って。自嘲気味に呟いてため息をつく。そしてはじめて雲雀さんに出会ったときのことを思い浮かべた。加筆修正2012/02/25