「なんで――」動揺で揺らいだ彼の漆黒の瞳。いつも冷静なあなたにこんな表情をさせてしまってるのは、私だよね。ごめんなさい雲雀さん。だけど、あなたが知ってる私はもういません。それでも、せめてあなたの前では綺麗でいたかった。そんなの、叶う筈がなかったのに。あなたが私を信じてくれて、あなたが私の味方でいてくれて、私は幸せでした。飛び交う罵声の中、『さよなら』私は屋上から飛び降りた。雲雀さんあなたのことが大好きでした。