『私が出ていいの?』「今回はいつもより安全だから、特別にね。紗那もパーティー出てみたかったみたいだし」確かにパーティーには出てみたかったけど、口に出したことはないのに見抜いてるなんてさすがツナというべきか。「それに、会わせたい人がいるんだ」『…会わせたい人……?』ツナはこくりと頷き、再び口を開いた。「紗那を一番はじめに見つけてここに連れてきてくれた人だよ」