文
□愛し
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「土方ぁ、今日一緒に―――」
「あー悪ィ、銀時。今日は委員会があるんだよ。だから先帰っててくれ。」
「クラス委員会?それならしょうがねぇな。また今度な。」
最近、土方と一緒に帰ってねぇな、とか
「ミツバ、また先生に頼まれたのか?」
「十四郎さん!ええ、このプリント職員室まで運んで欲しいって言われて。」
「重いだろ、俺が持ってく。」
「え?…ふふ、ありがとう。//」
「いや// ついでだついで!!…お前が運んでると危なっかしいんだよ笑」
最近土方がミツバと一緒に話してるのをよく見るな、とか
(離れた所から土方が彼女と笑っているのを眺めるんだ)
結構、前兆みたいなのはあったんだけど。
俺は「大丈夫だ」と
自分に
言い聞かせてた。
(本当は不安だった)
(何よりあの2人が一緒にいることが当たり前のように思えた、なんて)
(そういえば最近食欲が湧かねぇな)
(あ、また土方がミツバと話してる)
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