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□定規
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先輩と付き合うことになって早1週間と13時間。
未だに手すら繋げてない俺は、作戦を実行に移す為に呼び出した先輩と二人きりの屋上で弁当を食べている。
 
隣を見れば短く刈り込まれた獄寺曰く芝生みたいな頭、鼻には白い絆創膏、室内のスポーツだからかもしれないけどスポーツ選手にしては白い肌。
 
どれをとっても最高!
と、俺が先輩を見つめてたら先輩が不思議そうに首を傾げてた。
「山本?どうしたのだ?」
 
「あ〜…先輩、ゲームしません?」
食べ終わった弁当を片付けながら聞くと、
「む!楽しそうだな!」
って無邪気に返された。
ちょっ!先輩!!俺の理性が!
悶えながら俺は定規をポケットから取り出す。
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