reborn
□かわいければいいんですか
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「結局男の人は可愛い女がすきなんですね」
「……?」
かわいければいいんですか
ハルと商店街を歩いてたら雲雀は突然店に入り、ケーキを持って出てきた。
「どうせ、定員さんと話したかったから入っただけですよね」
「定員?」
「とぼけないでくださいよ、かわいい女の子と楽しそうに話していたくせに」
雲雀が偶然入った店はフリフリヒラヒラな感じのケーキ屋さんだった。おまけに定員は女性しかいなかった。
定員は雲雀のような少年、美少年が入ってきたのが嬉しく声をかけていた。(逆ナンというやつだ)
『彼女にでも買っていくんですか?』
『彼女なんかじゃないよ』
『え、本当ですか、私今かれ』『これ頂戴』
嬉しそうなのは定員だけだった。しかも雲雀は定員の顔なんて覚えてない。