reborn4

□私はダメなんかじゃないよ
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※京子病みすぎ。暗め。
京→ハル中心のツナ→京 ツナ←ハル要素あり







ねえ、


私は大して勉強ができるわけじゃない、学校だって公立だし。

運動だって得意じゃない。嫌いじゃないけど、部活とかも下手だしめんどうだからやってない。(だから放課後は家でごろごろしたり遊んだり)


特に特技があるわけでもない。ケーキやスウィーツ、おかしは好きだけど特技にはならないし。




でも、




「でも、そんな私がいいんだって。」


あなたの望む人は。


「きょ、こ、ちゃん」



ね、ハルちゃん。



「勉強が出来て運動も出来て面白くて他にもいいとこいっぱいの、


ハルちゃんより、」


「…………」



「私がいいんだって」



「…でも、ハルは、」


「私がいいんだって、ハルちゃん」


ニコリと得意気に笑えば絶望的な顔をしたハルちゃん、。(笑顔が特技かも、てハルちゃんだっていつも素敵な笑顔だった)



「もう、どうしようもないね、ハルちゃん」


「…………」


「あの人ばっか追いかけてて、もう誰もいないね」

「…………」

「一人ぼっちだね」

「…………」

「本当どうしようもないね」


「…………」

泣き崩れるハルちゃん。
本当どうしようもない女の子だね。




だから私の元へおいで。

私はハルちゃんみたいにどうしようもなくないよ?

ね、だからおいで。






私はダメなんかじゃないよ

(理由つけてそう確認したかっただけかもしれないけど)
(あなたがダメなら私がいるから)




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