reborn4

□愛と、
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※暗いです 黒ツナ?
「さよなら、」の続き






ごめんね






ごめんね?




み・・・






昔から平和が好きで特に勉強もしていたわけでもないし平和以外望んでいない性格だった
だから、今こんな社会にいるのは過去の平和好きの自分は想像できるわけもなく、今の俺だって平和が好きだ 平和が何より、だから
頭が何かでいっぱいになる。

望んだことをやれば幸せになれるわけじゃない。
一方が幸せでも一方は不幸になるかもしれない。

ああ、自分はお気楽な存在だった、
戻りたい戻りたい戻りたい。





いつしか



死にたい、


そう思うようになった。



昔のように何もできないわけでもなく、
友達がいないわけでもなく、
恋人がいないわけでも


ないのに、





だから?





だから、死にたいって思うのかなあ






でもそう思った時にはもう俺はイっていた。




毒薬。



一粒では大したことないけど何粒も飲むと死に至る、


という。



毎日それを



『ボス、コーヒーです』


『ありがとう、ハル』


『お味はどうですか?』


『美味しいよ、ハルの愛がこもって、いるからだね』


『ふふ、そうですね。あ、これからヴァリアーと会議がありますので失礼します』


『うん、いってらっしゃい』







ぽちゃん。








ゴクリ










次の日もその次の日も、、、いれたのに、
なかなか死ねない、ああなんでだよ、俺はさ死にたいのに。



『はい、では明日の15時はどうですか?』


淹れますねって言っていたコーヒーが誰かと電話している性で放って置いてある、じゃないか。


『な!わざわざボンゴレ10代目が向かわれるんですよ?!』

ぽちゃん。

『ぶ、無礼な!!!!ボンゴレに向かって!』


・・・ぽちゃん。


『もうこの話は白紙に戻させていただきます!!』


ガチャンと思いっきりハルは受話器を置いた。

『あ、明日の会議ですが、』

『とりあえずコーヒーでも飲もうよ』

そう唆して、どうぞなんて言って笑って


飲むようにさせた、




毒を。







ハル、ハル、ハル、



君はどうなるかな?



俺より先に死ぬのかなあ?



それから異変が見えないハルに苛ついて時々、ほんの時々(俺にとって)ハルのコーヒーは、毒入りになっていたんだ。



笑う君が好きだけど、
気づかないで笑う君に苛ついて、
だけどずっと笑う君が好きで。。。





ああ、もう少ししか入って、ないんだ?
全部入れちゃおう。


『いい天気だね、ハル』

『そうですね、でも書類進めて、くださいよ?』

『、ハルは手厳しい、なあ』

『ふふ、それが、お仕事ですから』

コーヒーをまた一口。


『ハル、』

『もう、口動かさなくていいですから書類を、』

『いい、笑顔だね』





それから世界が回った。


頭が痛い。



ああ、俺倒れたのかも





視界に入った、ハルは





遠くを見て笑っていた






なぜだかそれに笑えて笑った




それで瞼が落ちてきた



















ごめんね?





みんなじゃなくて



ハル




自分だけのものにしようと秘書にしてさ(愛してないのに)、
うまくボンゴレ、まとめられなくて、さ?

コーヒーいつも淹れさせてさ、
毒いつも入れてもらってさ、









利用して、ごめん、ね










愛と毒が混じる
(俺にとって一番おいしかった、)







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