reborn4

□一番になりたかった
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※数年後 ツナハル前提



「はい!リボーンちゃん」

「?」

「誕生日プレゼントです」


ハルに家に来るようにに言われ、行ってみると箱が渡させた。それはかわいくラッピングされたものだった。中身を開けてみるとオレンジのマフラーが入っていた。もう秋ですからそろそろ必要かと、と彼女は笑った。俺は素直に喜べなかった。先程まで編んでいたと思われる、まだ作りかけのセーターが机の上に置いてあったからだ。それは明らかに誰宛だかわかってしまったから。以前は俺の誕生日をおぼえてくれて祝ってくれ、奴の誕生日は忘れていたのに、な、ハル。

「……ついでなんだろ」

思わず出た子供じみた言葉。嫌らしくもそれを見ながら。

「え?、違いますよ。」

「、ふん」

ああ、素直に喜べばいいのに。せっかくハルがくれた、わざわざ編んでくれたのに。それでもハルは、

「リボーンちゃんはハルにとって大切な人です」

そう言って笑った。やっと罪悪感を感じ、ありがとな、と言うと、いえいえと笑った。それでも俺は、





一番になりたかった
(なんて言えるわけがないがな)
(お前の笑顔を崩せない、)




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