reborn3
□隠しルート
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朝を迎える。それはいつもどおりのことで本人は気づいていないが自分の誕生日だって関係ない。いつもどおり家を出て十代目の家に行く。それは変わらないことなんだ。
だから玄関の扉を開けたんだ。
パンッ!
その音はいつもと違った。
「んぁ?!」
朝からやけに激しい音がし(自分のダイナマイトほどではないが)頭の上に何かがかかる。それをはらいのけている間、甲高い声がした。
「おはようございます!獄寺さん!」
いつもアホみたいに笑っているアホ女、いや、ハルがいた。彼女とは十代目の家に着く少し前の道でいつも会う。が今日は俺の家の前で会った。
「あ?なんだよコレ。しかもなんでここにいんだよ」
獄寺はめんどくさそうにそう吐き捨てた。だが内心なんでここにいるのか気になっていた。
「・・・獄寺さん、今日何の日か知らないんですか?」
「・・・はあ?」
今日は何かあったか、もしかしてゲ、コイツとなんか約束してたか、(きっとケーキだとか行く約束)なんて考えていると目の前の彼女は言った。