reborn3

□何も知らない
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今日こそ、告白するんです!ツナさんに!


そう思い並盛中の校門をくぐり、愛しい彼の元へと行った。教室には運良く彼しかいなくて今日はツいてる!って思った。

「・・・え〜っと、中学入ってから、お、俺は、きょ、京子ちゃんがす、す、す、す、す、・・・・・すきになりました・・・ってこれじゃあダメだア!」

ツナさんの手元には紙があってそれを見ながら必死に読んでいた。

「え・・・」

「!・・・ハル?!」

思わず声を出したことに後悔してしまった。本当はこんな事実を知ってツナさんの顔を見ていれないから。

「あ、き、聞こえちゃったよね」

照れ笑いをするツナさん。その姿を見ると余計胸が締め付けられた。

「・・・ツナさん、告白ですか?がんばってくださいね!」

「ハル・・・」

「ハルはいつでもツナさんを応援しています!それじゃ、頑張ってくださいね!」

ハルの自分を押し殺し、走り出した。ありがとう、と声がした気がするけど余計苦しかった。

そしてハルは走って走って誰もいない体育館裏についた。いくら新体操部だからといってもずっと走ってきたので息切れをしている。でもそれが終わりかけるとなんともいえない気持ちがこみ上げる。

「ハル」

泣いてしまいそうな時に獄寺さんが現れた。なんでこんなとこにいるんだろう、だとか思った。出来れば獄寺さんには見られたくなかった。いや誰にも見られたくなかった。

「ハルはっ・・・・・・」

照れ笑いをするあなたも大好きだから困らせたくなかった。
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