reborn2

□嫌な予感がしてたんだ
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『ねえツナ。ハルは?』

『−もうすぐ来るよ』

ツナは誰に言っているのかわからなかった。何も知らないこの小さな子どもにも、『超直感』というもので気づいてしまった自分にか、両者になのか。

だって受け入れたくないことを直感してしまった。
ハルは生きては来ないって。








土曜の今日はいつものようにツナの家で4人で勉強会をする予定だった。4人とはツナ、獄寺、山本、そしてハルだった。昨日の帰りに「じゃあ13時にうちで!」と言って手を振ったのを憶えている。

13:00
「お邪魔しまっす!十代目!」

13:10
「ワリィ、部活が長引いてよ。」

13:20
「・・・先勉強始めちゃいましょう!アホ女のことだからすぐ来ますよ」

14:00
「十代目トイレお借りいたします!」

14:20
「ツナ、トイレ借りるな!」


ツナの家にはトイレは1つしかない。そう二人はトイレなど行っていないのだ。ツナにはどこに行ったかわかっていた。だけど追わなかった。追えなかった。
(・・・俺も行かなくちゃいけないのに)
ツナは座ったままどこか遠くを見ていた。

「ねえツナ。ハルは?」

「もうすぐだよ」

言葉と裏腹のことが頭に浮かぶ。こんなの直感にしか過ぎないんだ。震えた体でそう言い利かした。だが残念なことに『超直感』ははずれたことがない。
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