reborn2

□月の王子
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※リング争奪戦中(嵐の守護者対決前)



「ベルさん、それなんですか?」

たくさんの人を殺してきた手にハルが触れてきた。ハルは指にある指輪を指した。

「ユビワ。」
「って見ればわかりますよ!」

少し怒ったハルも面白くてうししと笑う。ハルって本当面白いなあ。

「嵐の守護者が持つリング。」
「・・・嵐?」
「そ。俺が嵐の守護者なの」

ハルはこの話に興味を持ったらしく聞いてきた。他に、大空だとか雲だとか全部で7つあるって言ったら目を輝かせてきた。

「なんだか楽しそうですね!」
「そオ?」
「ハルは何ですか??」
「えーもう7人いるし」

そ、そうなんですかなんてあからさまにガッカリしている。こういうのをジャポーネじゃ『喜怒哀楽』とか言うんだっけ。

雷とかカッコイイですよねーなんてあんなブサイク野郎のこと褒めるからムカついた。だからハルだったら何があうか考えてやった。

「・・・月」
「はひ?月ですか。」
「うん、ハルっぽい」
「本当ですか?月なんてあるんですね〜」
「ナイよ」

え゛ぇ゛ってどっかの鮫みたいな声出すから笑っちゃった。上機嫌だから思わず抱き締めちゃった。そしたらちょっと照れた声出してさ。

「はひ、べ、ベルさん・・・」
「いーじゃん、俺月好きだしぃ?」
「は・・ひ・・・ぃ」
「月明かりの下でコロシするの好きなんだよね〜」
「ちょ!ベルさん!!」




(要はハルの王子)
(王子以外は照らさなくていいから)



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