reborn2

□モンブランとマシュマロ
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ハルはモンブランがすきです。


「はい、どうぞ、ハルチャン」
真っ白な髪の彼はどこか黒い笑顔で皿をハルの前においた。モンブランがのっている皿を。
先ほど「おいでよ」と言われ物が少ししかないのに無駄に広いこの部屋に連れてこられ、ソファに座っている。(ちょっと応接室みたいだな、ともハルは思った。)

「食べなよ」
目の前のソファに座り間違いなく真っ白なお菓子を食べていた。(普通客人が食べてからじゃないのではないか)
ハルはというと、このミルフィオーレのアジトに連れてこられてから随分経っているし、目の前の男がそう悪い人に見えなかった。そもそもこの人のフインキは敵のアジトにいるという気がしなった。

「白蘭さんって偉いんですか?」
「ぜんぜん。」

正チャンがよく働いてくれてるよ、なんて言って。正ちゃんって誰だかハルにはわからないのに。

でもボスだったらこんなに時間があるわけないじゃないか、とボンゴレのボスを照らしながらハルは思った。いつもツナは皆のために行動しているからと。
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