reborn2
□やるべき事はあるのにやりたいことをしてしまうのは
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勉強やらなんやらとやることはたくさんあるのに、いつもここに来てしまう。
勝手に教室に入って見渡すと一人しかいなかった。でも彼は全く動かなくて寝ているのだろう。興味をそそられ近くの椅子に座った。
(ふふ、かわいいです)
いつもは怒鳴ってばっかの獄寺が寝ている。なんで寝ているんだろ。銀髪の髪がサラサラできれいだ。
「………ハル」
寝言なのかいつもはアホ女とかしか言わない彼が名前で呼ぶので驚いて机にぶつかってしまった。
それでムクッと起きあがってしまった。
「ん、アホ女…」
「あ、お、起こしてしまってすみません」
「十代目なら帰ったぞ」
立ち上がって鞄を持ちハルにほら、帰るぞ、とぶっきらぼうに言いました。
もしかして、それを言うため、しかも待っててくれたんですね、と思うだけで先程の動揺で体が動きません。
仕方ねーな、と彼は私の手を引っ張った。
ハルはその晩ドキドキしっぱなしで寝れませんでした。勉強より大事なことそれは………
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獄ハル
1000ヒット有り難う御座います。
2008*07*23*wed ひか
→あとがき