reborn2
□君依存症
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僕は意に反したことをする
「雲雀さーん!」
嬉しそうに学校最恐、最強の男の名を呼ぶ人はこの少女くらいだろ。(大抵の人は恐れながら呼ぶ)彼女のトレードマークのポニーテールを左右に振りながら走ってきた。
男は書類に目をやりながらため息をついた。
「はひ!!シカトですか?!」
彼女は表情一つで大げさだ。
しかしそんな彼女は緑中というエリート校で並盛中にくる必要はない。当初の目的は彼女曰わく愛するツナさんに会うためだった。なのに今ではツナさんのいない応接室に毎日足を向かわせている。面倒なことになったと雲雀は思った。