reborn2
□春の守護者
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怖い夢を見てしまった。
涙が止まらなくてでも怖くて泣き声を殺しながら楽しい夢を見れますように、楽しい夢を、て祈っている。怖い夢が真っ暗闇の中何度も何度も脳裏に繰り返される。朝だったらよかったのにと思いつつ楽しい夢を願う。
そんな時何やら音がした。物がぶつかった音だれうか。でも相変わらず怖い夢がエンドレスに流れていて起き上がるにも振り向くにも出来ない。でもその音の正体はたまたま本が落ちた音だとかで安心出来るかもしれない。起き上がろう、起き上がろう。きっと本が落ちたんだ。ほら、平気だ。1,2,3で起き上がろう。きっと平気だから。いーち、にい、さん!
春の守護者
「!!!きゃぁ……」
振返ったら何か大きいものがあった。