summer triangle

□気づけ
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俺はヤボ用ででかけていて、やっと駅についた。
改札口をラクラクと通ると
目の前に髪を下ろしていてセミロングくらいの女の子がいた。
横顔がちらと見えて
ちょっとかわいい女の子だった。

「はッー」

なにを思っているんだか自分はそう思い
タバコを吸い始めた。


「はひ、獄寺さん」

目の前の女はどっかで聞いたことあるような奇声、しぐさをした。
俺はよーくよーく考えてアホ女だと思い、ゲ、というとタバコを落とした。
全然フインキがちがかった。かわいいといえばかわいいが、らしくなかった。

「オメー何してんだ?」「買い物です」
「じゃねーよ、そのカッコ」
「やっぱ、似合わないですか。そうですね、ハルはかわいくないですから」

なんだコイツ。
らしくなささ。真逆だ。しかも泣きそうな顔。
とりあえず、公園に行くよう彼女を引っ張った。
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