reborn
□ねぇ、呼んでよ
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俺が勉強をしていると、こんにちは!、とだけ言って恐らくケーキが入っている箱を渡し当たり前のように入ってきた。
最近よくやってくる。
この三浦ハルという女は。
俺は仕方なくいつものようにコーヒー(アホ女には勿論砂糖を)とケーキの箱と皿とフォークを自室へ運んだ。
いつも俺の分までケーキ用意しなくていいのに。
ドアを足であげると、ありがとうございます!、と言ってとっくに座っていた。
「ハルは今日用があって来たんです!」
珍しい、いつもコイツはなぜかやってくる。十代目の話をしたり自分の話をしたり俺をじーと見ていたり特に用があるわけでもないのにやって来る。