reborn
□たまたま
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私は今日ツナさんに勉強を教えに来たはずだったのに、こんなことになっていた。
私は足をだらんとして寝そべっている状態、
その上に覆い被さってる男子の髪の毛があと少しで私の顔に当たりそう。
私は呆然としていた。
ツナさんの家で勉強会があって私と獄寺さんが訪れた。
それで電話がなったからツナさんが一階に行ってしまった。
獄寺さんがランボちゃんをいじめたので口げんかになったら軽く物の投げ合いになってランボちゃんも加わって、
こうなった。
彼と私は目が合ったままだった。
なんだろう、この状態は。
普通こうゆうものはお互いときめきあってすぐ離れるものじゃないのだろうか。
お互い顔色も体勢も変えず目を合わせたまま。
彼も呆然としているのだろうか。
そしたら彼が倒れこんできて私の頬に「チュッ」と音がした。
「はひ!」
「な、なんだよ!!」
さっきまでははひのはの字も出なかったのに今は驚いて思い切り出してしまった。
そんな私に驚いたようだった彼は元、座っていた位置に座り直した。
……今のはキスだったんだろうか。
お互い元にもどった時の方がどきどきした。
fin