reborn

□毎日毎日
1ページ/3ページ

並盛高校昼食の時間になった。
鞄を開けたが、
よく探したが…

「どうしたんだ?ツナ」
焦ってるツナを見て山本が声をかけてきた。

「弁当がな〜いー!!」

忘れてしまったようだった。


すると他クラスからハルがやってきて

「ツナさん、ハルは予備を持ってますよ!!」

「え、ほんと、助かったー…てどこに連れていくの?」

「こっちにあるんですー」

ハルはぐいぐいとツナを引っ張り教室の外に出し、ついには屋上にやってきた。

「はい、アーンですっ」

「えっ、そんなことできるわけないだろっっ」

ハルは玉子焼きを持ちつつシュンとしていた。
ツナは慌てて会話を始めた。
「てか、弁当なんだ」

「はいっ、非常時にそなえて毎日用意してあるんです」

「へぇ〜 って毎日??!作ってんの?」

「はい、妻ですから!」

毎日毎日、朝早く起きて作っているのだ。
それを考えるとツナは心を改めた。

「…わかった、食べるよ」

「はい、アーンですっ」

「……おいしい」

「良かったです〜」



次の日からツナは弁当を忘れるようになった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ