reborn

□理由にして
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「はぁ…」
一人の少女は応接室のソファに勢いよく座りため息をついた。


その訳はと言うと
今日も彼が委員会活動をしているからだ
いつも、毎日
委員会活動をしている。

会えるのは仕事中だけ。その性で構ってくれない。
なのでいつも構ってほしくてたまらないが仕事なので強くいえない。

が、しかし、
中学の頃からこんなので大人になったらもっと仕事が忙しくなって構ってくれる暇がないだろう。

そう考えると
今日一日だけ
オリヒメとヒコボシだったら会えたのに。

ずっとはいやだけど、
一年に一回なんて
絶対にやだ。


それにしても
「せっかく七夕祭りにいこうと思いましたのに」

彼は
先ほど彼女が学校に入ってきた時 ある教室で会議のようなものをしているのを見た。

仕事している姿を見るのはわりとすき。
なのに今日はその姿すらも見れない。

七夕を理由にして
雲雀さんはハネをのばせると思ったのに
デートできると思ったのに。。。

「もう帰ります……」

「なんで?」

立ってドアに向かった矢先、愛しい声が聞こえた。

雲雀さん。
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