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□夜空の贈り物
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俺は目の前に座っている奴に視線を当てる



「貴方涼宮さんに嘘つきましたね?」

「なぜそう思うんだ?」


「あなたは顔に出やすいんですよ。」
「あぁ、そうかい」


やはり此奴の方が俺より一枚上手(うわて)である。



「では早速予定を立てましょうか」

そうだな

俺は目の前にうすら笑みを浮かべている奴の顔を見て言った。












その後ハルヒ達が部室を先に退場なされたおかげで俺と古泉はゆっくりと予定を立てることができた。


「早くゴールデンウィークにならないですかね?すごく楽しみです」


予定を立て終わり坂を下りながらうすら笑みを浮かべた奴がいう


「そうだな。楽しみだな」

俺も楽しみだった。
こいつと2人きりで長い時間過ごせるなんて━━━まさに夢のようであった。




ではまたゴールデンウィークに━━━







名残惜しそうに俺から遠ざかりながら言う
そんな顔せんでもすぐに逢えんだろーに
俺もやつの背中を見ながら呟いた。
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