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□夜空の贈り物
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花粉症の人たちも少し症状が軽くなったかな?と思う4月下旬
いつものように部室に集まる俺達に我が部の団長様が机から身を乗り出した
「ゴールデンウィークはなにか予定ある?無ければみんなで温泉行こうと思うのっ!」
来たか━━━と俺は思った
こいつなら長期休暇ともなれば何か企んではいるだろうと予測はしていた
温泉なんか一番真っ先に思いつくようなことだ。一ヶ月もほぼ毎日一緒に過ごしていれば行動パターンは読める。
「━━私は空いてる」
「私も特に予定はないですぅー」
長門に続き朝比奈さんも続ける
「よしっ!じゃあ有希とみくるちゃんは決定ね!・・キョンと古泉くんはどうなの?」
「生憎予定が入っておりまして━━━」
「俺も家族と旅行行く事になってる」
「古泉くんはいいとして、キョンが断るのが癪ね・・でもまぁ家族絡みなら仕方ないわね。妹ちゃんに免じて許してあげるわっ!」
なぜ俺が駄目で古泉ならいいのか。突っ込もうと思ったがやめておいた 話が余計にこじれるからな
「じゃあ今回は有希とみくるちゃんと私の3人で旅行してくるわ!うらやましいでしょー?キョンー」
「そうだな。俺も行きたかったなー。」
「ふんっそういうと思ったわ!安心してお土産くらい買ってきてあげるわよ。じゃあ私達は予定を立てるから先に帰るわね!じゃあゴールデンウィークあけにね!」
そう言い放つとハルヒは両脇に長門と朝比奈さんを抱えて部室をあとにした
朝比奈さんと旅行にいけないのは少し惜しいことをしたが俺にはそれ以上に大事な予定があった。