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□あいつの横顔
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寒い…


「まぁ、そう仰らず」


大体太陽なんか家からでもみれんだろ


「でも、家からでは味わえない感動が…」


さっきから何の話をしてるかと言うと、今日は1月1日
俗に言う元旦である

なので初日の出を見ようと古泉から電話がかかってきたのは草木も眠る丑三つ時だったかな

何で電話に出たんだろうか
もし出なければもう少しゆっくり寝ていられたんじゃないか?

まぁ、古泉に起こされなかったとしても妹が起こしに来てたか…


大体昨日夜遅くまでやってた紅白見てた人間に対してだな、
もうちょっと優しく接してくれたって…

とブツブツと文句をたれていると、

「もしかして僕と初日の出見るの嫌だったですか?」
と聞いてきた


そんな悲しそうな顔するなよ


別にそうゆうわけじゃないんだがな…
神社なんかに行くと混んでるからさ。
…俺、人混み苦手だから


と俯きながら言った

それを聞いた古泉は
「それならご心配なく。僕が見つけた取って置きの場所ですので。」

と、俺に微笑みかけた
俺はその微笑に答えるように笑って見せた
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