すとろべりぃパフェ

□訪問
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藤村くんもとい、シゲちゃんとお互い名前で呼ぶようになり、色々話をしました。


でもなんだか照れ臭い…




リノ「はい、どうぞ」

あい「ありがとう」




リノがコーヒーを煎れてくれたので、冷めないうちに頂くことに。

一口飲んでびっくりした!




あい「おいしい!」

竜也「だろ?リノの煎れるコーヒーは絶品なんだ」

リノ「いやぁ。そんなことないよ」




水野くんが誉めるだけあって本当においしい。


三上先輩と笠井くんもびっくりしてるもん。




あい「本当においしいよ!すごいよリノ!すごい!」

リノ「誉めすぎだよー!でもあいのためならいつでも煎れてあげるね」




リノは人を喜ばすのがうまいなって、いつも感心してしまう。

「俺にも煎れて!!」と言う藤代くんに「めんどくさい」と返すのは…て、照れてるんだよね!




シゲ「…あいちゃんてカザに似てるなぁ」

竜也「言われてみれば…」

リノ「そっかなぁ?二人とも可愛いけど」




カザ?


急に出た名前に首をかしげていると説明してくれる。




渋沢「風祭といって東京選抜でのチームメイトなんだ」

あい「そうなんですか。今はどこに通ってるんですか?」

リノ「ドイツにいるの」




ドイツ!?
あ、サッカーやってるしサッカー留学でもしたのかも!



そんな想像をしていたけど、返ってきたのは思わぬ答えで…




リノ「怪我、してね」

あい「え…」

リノ「でも、またサッカーするために頑張ってるの」

あい「…サッカーが好きなんだね」

シゲ「せやな、ほんまもんのサッカーバカやな」

三上「常にボール蹴ってるし」

藤代「そうそう!負けず嫌いだし」

笠井「一途なんだよね」

渋沢「ああ。いつも一生懸命で」

竜也「簡単に諦めたりしない」




みんなにこんなにも言ってもらえるなんて…すごい。

風祭くんにもいつか会えるといいな。




あい「リノ、風祭くんの話、また聞かせてね?」




私がそう言えばリノは一瞬にして目が輝いた。

他のみんなは「あーあ」って呆れた顔をしてる。

な、なんで?




リノ「もちろん!風祭くんのことなら、いっっくらでも話してあげる!えっとね…」




ピンポーン




リノが話し出そうとしたときインターホンが鳴る。

「大事なときに!」と、怒りながらリノは立ち上がった。




竜也「遠藤さん。リノ、風祭の話になったら長いから」

シゲ「ノンストップやから気ぃつけや」




それでさっきの反応…


武蔵森のみんなは青ざめてるし…そんなに!?




なんだか聞くのが不安になったのでした…





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