すとろべりぃパフェ

□友達
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リノ「一体、これはどういうこと?」




昼休み。今、私とリノがいるのは中庭。

前にはサッカー部の方々。


リノは少し怒っているみたい…

余計なことしちゃったかな…




三上「どうもこうも、てめぇからここに来たんだろ?」

リノ「どういうつもりかって聞いてるんです」




一触即発


その言葉でしか言い表せないほど睨み合う二人に、これではいけないと思って慌てて止めに入った。




あい「違うの、リノ!私が行きますって言ったの」

リノ「あい…」




このままだと悪い方向にしか進まないと思い、私は今朝の出来事を話し出した。














***

二限と三限の間、移動教室からの帰り、リノが職員室に用があるため廊下で待っていた。




「「「きゃーっ!!」」」




周りの女の子たちの弾むような叫び声が聞こえる。

なんだろうと思い顔を上げると目の前に三上先輩がいた。




あい「!?」




あまりにも近くにいて驚きすぎて声が出ない…


「よう」と声をかけられるけど、私に、言ってるんだよね?
どうして?何かしただろうか…?


心当たりはなかったけど返事をしない訳にはいかないので挨拶をした。




三上「工藤は?」

あい「えっと…今、職員室です」




リノに用事かな?だったら私に声をかけたのも頷ける。
けど、三上先輩は少し考えるような仕草をとったあと予想もしないことを言った。




三上「あんたに頼みがあんだけど」

あい「え!?」




私に頼み!?一体何??


三上先輩とは話したことないし、頼まれるようなことが思い当たらない。




三上「工藤のことなんだけどな」

あい「…リノ、ですか?」

三上「あいつ、今あるサッカー部員と喧嘩して口もきこうとしねぇの」

あい「え…」

三上「俺としてはなんとか仲直りさせてやりたいんだ…」

あい「…」

三上「あいつらのためにと思ったんだけど…悪い。あんたに頼むようなことじゃないよな」




今の聞かなかったことにしてくれ、と言い三上先輩は立ち去ろうする。


それを慌てて引き止めた。




あい「わ、私にお手伝いできることありますか!?」

三上「あんた…」

あい「その…同じ部な以上リノとその部員さんには私も仲直りしてほしいですし。私じゃお役にたてるかわかりませんけど…」

三上「じゃあ、今日の昼休み弁当持って中庭に来てくれ」




「サンキューな」そうお礼を言って三上先輩は行ってしまった。




全然知らない私に言うくらい深刻なんだ…



リノのためなら私だって力になりたい。





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