すとろべりぃパフェ

□ボーリング
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シゲとあたしのルームシェア券とパソコンをかけたボーリング対決が始まった。



じゃんけんの結果、シゲが先攻、あたしが後攻で1ゲームでスコアの高い方が勝ちだ。








有希「ちょっとリノ、あんた自分が何やってるかわかってんの?」




有希と竜也が寄ってきて、シゲの案に乗ったあたしに尋ねる。




リノ「えー?わかってるよ。あたしが勝てばパソコン、負ければルームシェアでしょ?おもしろそうじゃん」

竜也「おもしろいじゃなくて、負ければシゲと一緒に住むことになるんだぞ!?」

有希「そうよ。いくら仲がいいたって、そんなすぐ決めていいことなの?」




厳しい父親のごとくあたしに注意をしてくる二人。

あたしのことを思ってくれてるのはわかるけど、この言い方…




リノ「…なに?もしかして二人はあたしがシゲに負けるって言ってんの?」




あたしのイラついた声に二人は少し焦っていた。




リノ「大丈ーー夫!!あたしは勝つわ!パソコンのためにっ!!」



手を握りしめ、目をキラキラさせて言う。
そんなあたしを見て、なんだか本当に大丈夫な気がしてきた二人だった。


そのとき





パコーン





シゲ「よっしゃぁぁ!!」



シゲが一投目を投げ、見事にストライク。


腕をぶんぶん振りながら「今日はええ感じやわー」とあたしに向かって言う。




リノ「やるじゃん。臨むところよ!」





シゲの宣戦布告ともとれるセリフにやる気が入ったあたしは立ち上がり、一投目を投げた。





パコーン





リノ「スっトラーイク!!んー!なんかいい感じ!」




父二人(竜也、有希)の心配を余所にに余裕でストライクをきめた。

あたしは挑発するようにシゲに同じセリフを言う。




シゲ「これぐらいやってもらわんと、話にならんわ」




リノ「あら?まだまだあたしの力はこんなもんじゃないわよ?」




お互い負ける気など一切なく、火花を散らし勝負は続く。





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