すとろべりぃパフェ
□頼みごと
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シゲ「なんやリノ、騒がしかったなー…お?」
リビングへ入ると、あたしと一緒にいるあいを見てシゲは少し驚いていた。
あい「おじゃまします」
シゲ「おー、あいちゃん!久々やん」
ソファーの背凭れに肘をかけてあいに声をかけるシゲ。
そっか、二人が会うのは前にこの家で会った以来だ。
そう思いながらあいに座るように施していると、まもなくして藤代たちも入ってきた。それを確認するとシゲがあたしに向き合う。
シゲ「なんや、今日来るのってあいちゃんらやったん?」
リノ「んー、違うよ」
おもてなししようと移動しながらシゲの質問に答える。
笠井「あれ?今日誰か来る予定だったの?」
リノ「うん」
渋沢「それは、いきなり来たりして悪かったな」
リノ「本当ですよ」
あい「ご、ごめんね。じゃ、おじゃましてちゃダメだよね」
そう言って急いで立ち上がろうとするあいを慌てて座り直させる。
リノ「あいが謝ることないから!それに気にしなくていいよ!」
渋沢「でも、俺たちがいたら迷惑じゃないか?」
リノ「まぁ、大丈夫じゃないですかね。渋沢先輩たちも知ってる人だし」
三上「知ってるって椎名たちか?」
リノ「いや、ちが
ピンポーン
違うと言いかけたところでインターホンが鳴り、予定したお客が来たのではないかとあたしは玄関へと向かう。
藤代「藤村も今日休み?」
シゲ「おー」
三上「つかお前、今日誰来るとか聞いてねぇのかよ」
シゲ「知らんわぁ。とりあえず俺も家におっていいとは言われてるけどな」
笠井「ふーん。誰なんだろ?」
あい「ほ、本当に私居ていいのかな?」
渋沢「工藤がいいって言ってるし大丈夫だよ。と言うより、遠藤を追い返すくらいなら、その客を帰すだろうな工藤は」
「確かに…」とあい以外が頷くと同時にリビングの扉が開き数人が入ってきた。
結人「おわっ!!なんかいっぱいいる!」
一馬「ほんとだ…ゲッ藤代!?」
英士「家にいるの藤村だけじゃなかったんだ」
藤代「え!?若菜、真田、郭ぅ!?」
あたしとともに入ってきた三人の姿にみんな驚いていた。
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