すとろべりぃパフェ
□はじめに
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中学二年の秋､サッカーを止めるように言われた｡
いわゆるドクターストップ
小さいときから持病があったせいで､いつかそう言われる日がくるんじゃないかって覚悟はしていた｡
でも､どうして今なんだろう…
サッカーが何より楽しくて､かけがえのない仲間だってできた｡
それなのに…どうして…
あたしの世界は一気に真っ暗になった｡
もう…どうでもいい
そうして､あたしはみんなから距離をとるようになった｡
だって､サッカーできないなら必要ないでしょ?
でも違った｡
『ねぇ､リノ｡私がリノの分まで夢掴むから』
『リノは何があっても､俺の大事ないとこだよ』
『工藤さんがいたから､僕たちは頑張ってこれたんだ｡だから､そんな寂しいこと言わないで』
『工藤は本当にここで離れていいと思ってるの?』
『逃げるなよ!辛くたって､好きなものを簡単に諦めるな!』
『アホやなー｡リノはリノやろ｡そんなことでみんなが見放すわけないやん』
あたしはバカだ｡
どうして気付かなかったんだろう｡
サッカーができなくなったら仲間じゃないなんて…
そんなこと思うやつ一人もいないのに｡
みんながいてくれてよかった｡
あたしはたくさん支えてもらった｡
次はあたしがみんなを支えたい｡
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