「ナッティ…そんなに見つめられると僕恥ずかしいよ」
ナッティはキラキラした瞳でカドルスを見つめていた
だって…!だってカドルスくんほわほわしてて綺麗な黄色、頭としっぽのワタアメみたいなもこもこも全部ぜんぶ美味しそうなんだもん!
ナッティは我慢できずカドルスをやさしく抱き締めた
「うわっ、ナッティくすぐったいよ」
「カドルスくん…やっぱりやわらかいやぁ」
こんな笑顔で抱き締められたらどうしようもないじゃないか……イヤなんて言えないよ
ナッティって本当にお菓子のいい匂いがする
チョコレートやクッキーに飴、いろいろなお菓子のおいしい匂いによってしまいそう
カドルスは思わず自分からも抱き締めてナッティに顔を埋めて、うっとりしていた。
「カドルスくん?」
「…!わわっ、ナッティごめん!」
「えへへ、カドルスくんからも抱き締めてくれるなんて…僕すっごく嬉しいなぁ」
「いっ、今のは何でもないよっ!」
やっぱり恥ずかしくて離れようとしたがナッティがそれを許さなかった
「僕ね、カドルスくんのことだぁいすき!ほわほわのワタアメみたいだし、甘酸っぱいレモンキャンディみたいだから…!」
ワタアメにキャンディって…ナッティは何でもお菓子に例えちゃうんだね
ぼくも そんな素直な気持ちのナッティが好き。
純愛。
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