駄文短編

□※泥欲…《堕》
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「こんなことは……只の暇潰しだ………」



冷たく言い放たれる言葉に打ちのめされる……



(ナ……ゼ………)



頭の中に駆け巡る疑問……



朦朧とする意識の中、髪を掴まれ押し下げられた目の前に揺れる男のモノが唇に触れる……



込み上げる嘔吐感……



「開けろ………」



逃れられない絶対的な声に震える唇がゆっくり開いて行く……



込み上げる嗚咽…溢れる雫を止めようと固く瞳を閉じる……



僅かな隙間から捩じ込まれたモノが一気に口腔内を一杯にする……



「…ングッ……ンッッ!!!」



堪らず見開いた瞳から一気に流れ出す雫……



逃れるように首を振り夢中で男の腰を押す……



(タ…ス…ケ…テ……)



(ダ…レ…カ……)



(オ…ネ…ガ…イ…)



拒む手を掴み捕られ浅葱色の男の動きに合わせて、喉の奥まで入り込む男のモノが意識を遠ざけて行く………



(シ……ヌ………)



「何だぁっ!!もう限界かぁっ?!」



一護の様子を見て浅葱色の男が言う……



「チッ…しょーがねェなぁ……!!」



舌打ちしながら更に激しくなる打ち付けに一護の躰は、ほとんど反応しなかった……



「オラァッ…しっかり締めろっ!!」



腰から滑らせた手が一護のモノをキリッと締め上げる。



「んっぐっっ!!!」



痛みに身動ぎ思わず顎に力が入る……



「うっ……」



小さく漏れた呻く声に視線を走らせる…



眉間にシワを寄せ射殺されそうな眼差しに震え上がる……



口の中に広がる血の臭い………



「…うっ……うぅっ…ぅっ…」


激しく込み上げる嗚咽感で一護の顔が歪んで行く……



「…早く逝け………」



変わらぬ声色で吐かれる言葉……



「っせェーんだよっ!!いちいち指図すんなっ!!!」



苛立ちがそのまま動きに加わる……



激しく突き上げ更に一護自身も激しくシゴかれ収縮を繰り返す蕾……



集まり出ようとする湧き立つ物が一点を貫いた時に、浅葱色の男の手の中に一気に迸った………



「んっぐっ!!…う…ぅ…んっぅ…ぅぅぅ………」



蕾の収縮に合わせて浅葱色の男も一護の中に白濁を放った……



「うっ…うっ…ぁぅっ!!!」



「…ハァ…ハァ………ハァ…ハァ……」



闇に響く野獣の息遣いと鼻を突く臭い……





チュプッ………





音を立て抜ける異物……



同時に前に立つ男が口から自身を引き抜き一護の腕を掴み上げる。



「…………立て……」



安堵する間も無く次なる恐怖が襲いかかる……



ふるふると首を振り立ち上がれない躰を必死で庇う……



無言のまま抱え上げると壁に凭れさせ片足を担ぎ白濁が中に残る蕾に一気に挿入した。



「ひぃ…ゃぁぁ…ぁっ…ぁぁ…っ!!!」



赤く腫れ上がる蕾が軋む……



溢れ落ちる白濁が赤く染まる……



情け容赦の無い突き上げに声にならない悲鳴を上げる……



「…ひぃっ………」



支えることの出来ない躰が更に繋がりを深くして激痛が走る……



少しでも痛みから逃れるように、目の前の男に必死でしがみ付く…



「ひぃ…っ…ぃゃ…っ」



極限のまで追い詰められた精神はもう機能を果たせなかった……



「モ…ウ……」



「ドウデモ…イ…イ…」



揺れに身を任せて仰け反る背中を浅葱色の男が支える……



怪訝そうな顔をするもう一人に、構うことなく双丘に触れる男のモノ……



「はっ…?!」



(ナ…ニ…ヲ……)



全身が身の毛立ち血の気が一気に引いて逝く……



「…ブチッ……」



「ギャァァァアアッ…!!!」



背後からの容量を遥かに超える貫き…



蕾が悲鳴を上げる……


内腿を伝い落ちる生温い雫…



「ひぃ…ぃ……ぃ…」



自身から流れ出る鮮血が動きを滑らかにし更に加速して行く……




「やっぱり……かなりキツいな……ククッ…」



繋がる三つの影……



暗闇に響く卑屈な音……



途切れることのない悲痛な声………



終わりの見え無い儀式に生け贄はただ堕ちて行くしか無かった………








…終…
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