駄文短編

□※泥欲…《堕》
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途切れることなく漏れる甘声……



出口の見えない暗闇に響く卑猥な音……



もう………全てどうでも良くなる………







・・・・・・







「ほら……」


「まだ終わりじゃねェーぜ…!!」


「喰わえろ……」



「…んっ…ぐぅ…んぅぅっ……」



「ほらァ…もっと舌使えっ!!」



髪を掴まれ喉の奥まで容赦なく押し込まれるモノに込み上げる嘔吐感……



(クッ…クル…シイ……)



焦点が合わない琥珀色の瞳から止めどなく流れる雫……



(モゥ…ダメ…ダ…)



更に速度が上がる突き付けに意識が薄れた瞬間、口から引き抜かれたモノから放出された生暖かく青臭い白濁……



「んっっ!?」



頬を伝い顎から滴る……



「…ハァ…ハァ…ゴホッ…ゴホッ……」



掴まれていた髪をほどかれ躰が地面に崩れ落ちる……



引き裂かれ形を留めていない死魄装から露出する肌のあちこちに付着する白濁に泥が付き更に吐き気が込み上げる……



抵抗する術も罵声する力も無かった……





「……もう…いい加減にしろ…グリムジョー………」





壁に凭れ今までの行為を一部始終見詰めていた男が口を開く……



「うるせェーよっ!!テメェは黙ってろっ!!」



横槍を入れられ苛立つ浅葱色の男が、脱け殻のような一護の躰を掴み起こす……



「おらっ!!寝てんじゃねェーよっ!!」



「……ぅ…ぁ……」



掴まれた手に恐怖し震えながら後退さる……



「…もぅ…ぃっ嫌…だぁ…ぁぁ……」


「…お願…ぃ…許…し…てぇ……ヒックッ…」



もう全てをかなぐり捨て必死に慈悲を求めた……



「誰に言ってんだぁ?!……アァッ?」


「俺に言ってんのかぁ…?!」



襟足を掴み上げ覗き込むように視線を絡ませる……



「聞こえねェなぁ…もう一遍言ってみろやっ!!」



「……お願ぃ…だ……もぅ…止め…てく…れ……」



「クッハハハ……止めろだと?……そりゃぁ無理だぜ……」


「まだまだ全然ヤリ足りねんっだよっ!!!」



目の前の悪魔が吐き出す言葉に一瞬にして凍り付く……



「ひゃぁ…ゃ…嫌…だ……ぁぁ………」



ボロ布のような死魄装を毟取り露になった躰を這い廻る手が一護のモノを弄ぶ……



「あぁっ…ひぃゃぁ……あっ……ぁ……」



浅葱色の男から受ける行為に確実に反応していく躰……



「何だぁ?!こりゃぁ…?クククッ……」



糸を引く指を一護の目の前に翳し、擦り合わせては広げて見せる……



「…うっ………」



羞恥に震え唇に血が滲む……



認めたくない……


こんな事……


嘘だ………



必死に理性が否定する………



「何処までその気丈さがもつか見物だぜ……なぁ…?!ククッ…」



嘲笑う声と背後に感じる重圧……



双丘に触れる硬く反り返るモノ……



更なる恐怖が一護を一気に貫いた。



「ぎゃぁぁ…ぁぁぁ…ぁぁ…っ…!!!」



血の気が引き蒼白になって逝く躰……



「…ひぃっ…痛ぃ……嫌…だ……ぉ願…ぃ…抜ぃ…て…ぇぇ…」



頭を振り乱し叫ぶ……止めどなく流れる雫が飛び散り暗闇に光る……



「ククッ…何言ってんだぁ?!これから良くなるんだろーがぁ!!!」



「ほらっ…もっと腰付き出せっ!!!」



容赦なく突き立てる浅葱色の男の手が腰を引き寄せる……



「…ヒックッ…ぁ…ぃゃ…だぁ…ぁ…ぅっ…ぅっ……」



激しく突かれ前に倒れ込む躰が何かに触れる……



目の前に立つ壁に持たれていた男……



思わずすがり付くように手を伸ばし肩を掴み必死に助けを乞う……



「てめェ…邪魔すんじゃねぇっ!!!」



浅葱色の男の爪が腰に食い込む……



「う゛…ぅっ……頼……む……助…けて………」





「……邪魔するつもりは無い………」





表情一つ変えずに低く響く声……





「無論……助ける義理も無い………」





掴んだ手から力が抜けて行く……





「ぃ…嫌だぁぁぁぁ…ぁぅっ…!!!」





静粛する闇に無情にも届かぬ叫び声が響き渡り消えて行く……



滑り落ちる手を目の前にいる男がポケットから手を抜き受け止める…





(モウ…ダメダ…ナニモ…カンガエ…ラレナイ……)





(コ.ロ.シ.テ.ク.レ…)





掴んだ手を引き寄せ反対側の手で顎を上げ唇を重ねる……



「ん…ぅっ!!!」



「チッ!!結局…てめェもヤリたかったんじゃねェーかっ!!」



「…クチュッ……チュッ………」



音を立て糸を引きながら滴る舌が離れる…
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