駄文短編
□※独欲…《囚》
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「は〜いそこまで!」
「終わった〜♪」
「テストも終わった事だし、みんなでカラオケいこーぜィ〜♪」
「いいね〜!」
中間テストも無事終わり、これからみんなで街に繰り出す相談で盛り上がっていた…
校庭を歩きながら他愛ない会話を交わし、校門へと向かう…
「おっ何だ…?!」
校門の前に出来た人だかりに足を止める…
「何っ何っ!?」
「すげーリムジンだぜ!!」
「見ろよ一護っ!」
啓吾に腕を引かれて、人だかりの中を脱ぐって覗き込む…
「げっ……!!」
「びゃ…く…ゃ!」
「知り合いか?」
「いやっ……」
(まっマズイ…)
「みんなわりぃっ…俺忘れ物したから、先に行っててくれ…」
校門とは反対側に走り出す一護…
今あそこに出て行ったら、大騒ぎになる事は目に見えて分かっていた…
(忘れてた…)
『テストがあんだよっ!だから一週間位は会えねぇ……』
そう言ってから、丁度一週間…
「何で学校まで来んだよ……ったく…」
ひと気の少ない裏門から校外に出た…
どうやって白哉とコンタクトを取るか…考え込み立ち止まった瞬間、後ろから覆い被さるように、捕らえられた…
「どゎぁーっ!?」
「何故逃げる……」
「白哉っι!!ちがっ逃げてねぇ!」
弁解しようとする一護の腕を掴み、身体を回転させると言葉より先に唇を塞いだ…
「んっ…ぅくっ…」
白哉の髪を掴み何とか引き離す…
「待てっ!」
「ここじゃマズイ…」
無言のままスーツのポケットから取り出した携帯で車を呼び、車内に一護を引き摺り込んだ…
空気が重い車内…
「これから尸魂界に行こうと思ってたんだ…ぜ…ι」
「そうか……私には仲間と遊事に出掛ける様に見えたが……」
「いやそれは…ι」
(やべぇ…機嫌が悪りーよ…)
前に機嫌を損ねた時の事が脳裏を過り、嫌な汗が額に浮かぶ…
程無くして、超高級ホテルの前で車が止まった……
「朽木様お帰りなさいませ…」
ずらりと並ぶ出迎えの人々…
ブランド品のスーツを着こなし、何処かの御子息といった雰囲気の白哉……
気を止める事も無く、エントランスに入って行く……
制服姿の一護は、余りにも場違い過ぎて、気負けしていた。
「何をしている…置いて行くぞ…」
訳も分からずただ、白哉の後を付いて行くしかなかった…
二人っきりのエレベーター内、静か過ぎる白哉の態度が一護を不安にさせる……
エレベーターが止まったのは最上階のフロアだった…
長い沈黙と密室からの解放で、大きく息をする……
気が揺るんだ身体を、後ろから手荒く抱き強引に唇を重ねる……
「んぅっ……!」
激しく攻め立てる舌に翻弄され、抵抗する手を片手で封じらる…もう片方の手がネクタイに掛かる…
手慣れた手つきでネクタイを緩め、ワイシャツのボタンを外していく…胸を大きく割り開くと、唇から首筋へと舌をを滑らせた……
「あっ……ぁ…」
堪らず漏れる一護の甘声…
「白…哉…待っ…て…ここ…じゃ……」
「構わん……」
「俺が…構うっ…あっ…!?」
(ヤバイ…こうなったらもう白哉は止まらない……)
静止を促す一護の言葉に手は止まらず、ベルトを外すと、下着ごと一気に制服のズボンを引き下げた。
「嫌っ…だぁ…」
一瞬にして紅く染まる身体…
羞恥に潤み、揺れる瞳…
どれも白哉の欲を煽って行く…
必死で逃れようとする一護を、容赦なく襲う白哉の攻め…掌で一護のモノを包み込むと上下に動き出した。
「あっ…あ…ぃゃ…」
「ここは口とは、違うようだが……」
耳たぶに歯を立てながら甘く囁く…
溢れだした透明な雫を、一護のモノに絡み付け指先で先端を刺激すると、一護の身体が崩れた……
捕まれていた手が解放されると、白哉の腕にしがみ付き、弄ばれる快感に酔って逝く…
「あぅっ…ぁん…」
「もう……」
「もう…限界か…?」
コクンと頷くと、頬を雫が流れた…
白哉に凭れていた背中を壁に預け、一護の前に膝まずくと、一護のモノを口腔内に吸い入れた。
「ゃ……汚…ぃ…」
「一護のモノなら気になどならぬ……」
白哉の甘さに身体の芯が蕩けて行く…
絡み付く舌と包み込む口腔壁が激しく上下すると、一護を絶頂へを押し上げた……
「うっ…ぁん…ぃ…くぅ……あぁぁぁっ…」
白哉の髪を掴み寄せ、喉の奥へを精を放った……
白哉の喉がゴクリと鳴り、一護を見上げる…
チュプッと音を立てて白哉の口から解放された一護のモノが、余韻で揺れる…
「随分と濃いな……」
…