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□気付いたら直球で
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その屈託の無い笑顔が
差し延べる小さな掌が
元気で明るい声が
言葉が
君のすべてが
「ビビ!」
僕を呼びながら手を降り、駆けて来る小さな女の子。
「エーコ、元気だった?」
「当たり前じゃない!」
えっへん、と威張るように笑うエーコ。
ふふ、と笑えば。何笑ってんのよ〜、と頬を膨らませながら照れた表情。可愛いと思っている時点で、やっぱり自覚してしまう感情。
「久しぶりね!いきなりこっちに来てるって聞いたから驚いて迎えに来ちゃった!!」
「…うん、なんかエーコに会いたくなったんだ。」
エーコはびっくりしたように目を見開いたあと、どかぁっと耳まで真っ赤になってしまった。
「なっ、何言ってるのよ!恥ずかしいわね!!///」
「そうかなぁ?」
本当にそうだったから、此処にいるんだけど……