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□ミニマム☆ディズ
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変なクッキーを見つけました。






『ぅな?ブランクいないのか?』




タンタラスのアジトのブランクの部屋にひょっこりと入り込んで来たローラン。


くるくると部屋を見渡すけれど、ブランクはいない。代わりに部屋中に散らかされた何かの書類と怪しげな実験道具。




『またなんか変な薬でも作ってるのか・・・・・・汚いなぁ、片付けくらいしろよな〜まったく・・・・・・』




はぁ、とため息をつきながら落ちている書類をかき集め、実験道具でいっぱいの机にまとめて置いてあげる。


今日は“買い物に付き合ってくれ”ってブランクが頼んだから来てやったのに・・・・・・

いや、好きなの一つ買ってやるって言ったのに釣られたんだけど・・・・・・;




『呼んだ本人がいないとは何事だ!』




まぁ、この部屋の惨状を見る限り多分薬品の買い出しだろなぁ〜・・・・・・荷物持ち、か。女の子に力仕事させんなよ!


とか思いながら部屋を片付けていたら、机の上にある袋が床に落ちてしまった。




『やば・・・・・・;』




ひょいと持ち上げて袋の中身を確認する。

ブランクには到底似合わない可愛い包装をされた袋で、中身はクッキーだったが・・・・・・




『粉々になっちゃった・・・・・・;』




落としてしまったせいで中身のクッキーは見るも無残に、粉々になってしまっていた。



どうしよう・・・・・・;


もしかしてブランクが誰かに貰ったプレゼントだったりしちゃったりする!?





 怒 ら れ る ?






いやいやいや・・・・・・!!

別に俺が悪い訳じゃないし!?
片付けしてなかったブランクが諸悪の根源だし!?




・・・・・・仕方ない。




『証拠隠滅!!』




袋の中身を勢い良く口の中に放り込む。

空になった袋が、床に落ちた。



サクサクのクッキーの食感なのに、もったりとしたマシュマロのような舌触り。
死ぬほど甘ったるいのに、鼻につく酸っぱい香り・・・・・・




『・・・・・・マズ・・・;』




暫くそのマズさに悶絶していたが、いきなり視界が揺れた。




『Σ!!!?』




訳のわからない眩暈に、ぎゅっと目をつむった―――





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