お題テキスト

□学園紫苑に恋愛バトン
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ネ「■今、恋していますか?また、していない人は、恋したいですか?」


紫「恋はしていま、す」


ネ「誰に?」


紫「何言ってるんだ。……き、きみに。
あ、あのさ、…これ、面と向かって答えるの結構恥ずかしいんだけど」


ネ「いやいやおれは嬉し楽しですけど。むしろ嬉し楽しの質問ばかり考えてみました。
さあ紫苑くん、息抜きにどんどんいってみよう」


紫「…は、はめられた気がする…」







ネ「■どんな人と恋したいですか?」


紫「…これ理想でいいの?」


ネ「まぁ。…今現在の恋人について、事細かに説明したければどうぞ?にやにや」


紫「…恥ずかしいからそれはなしで…。
理想は、一緒に居ることが心地よく感じられる人。一緒に笑って、一緒に泣いていられたらなって…思う」


ネ「なるほどなるほど。そしてそれは、今の恋人にも当てはまりますか?」


紫「あてはまるに決まってる!そうじゃなきゃ、付き合ってないよ!」


ネ「…(力説された…!)」


紫「……?なに?なんで急にそっぽ向くの?」


ネ「う、べ、別に。い、いやー、ちょっとくしゃみが出そうになっただけ(嬉しくて恥ずかしかったなんて…言えない)」


紫「?風邪?」


ネ「いや、なんか鼻がむずむずしただけ。は、はくしょーん。(くしゃみのふり)
はー、くしゃみも出てすっきりしたところで、次の質問いきます」







ネ「■年上・同い年・年下どれがタイプですか?」


紫「うーん…。あんまり考えたことないな。
一緒に居たいって思える人なら、関係ないと思う」


ネ「お姉さま憧れ!後輩可愛がりたい!みたいなこと、思ったことない?」


紫「ない。……きみは、あるの?」


ネ「まぁね…人並みに」


紫「今まで付き合った人、どの年代が多かった?」


ネ「うーん、年上が多かったかな?
だっておれ自体が子供だったし、自分より年下なんて眼中になかったし。同年も子供に見えてた」


紫「…年上のお姉さんに、ちょっかい出された?」


ネ「出された出された。『こういうこと、知らないでしょ』なんて押し倒されることも多か………。
し、紫苑」


紫「じとーーーー………」


ネ「………あ、あんたが聞いたんだろ」


紫「……そんなリアルな回答期待してなかったもん」


ネ「…い、いいじゃんいいじゃん、全部過去で全部遊び、あんたと会うまでの暇潰しみたいなもんよ。
だから……気にしないでほしいんだけど」


紫「…ぼくだって、過去にやきもちやいたって仕方ないことはわかってる。大丈夫だよ。
…ちょっと、面白くないけど」


ネ「拗ねるなよ…。ごめん、ごめんな?おれが無神経だった」


紫「………ん」


ネ「もう顔も覚えてないような女に妬くなよ。可愛い奴。よしよし」


紫「…もう、連絡取り合ったりなんて、してないだろうな」


ネ「してないしてない。絶対、誓って。
…ったく、あんたより可愛い嫉妬する奴いないよ。よしよし、ちゅっちゅ」


紫「…子供みたいにあやすなって」


ネ「だって紫苑ちゃんが、泣きそうな顔してるんだもん。
大丈夫?まだ質問、続けられる?」


紫「………うん」


ネ「よしよし。いい子だ。じゃあ気を取り直して。







■憧れの恋シチュエーションを教えて下さい」


紫「憧れ………夜景の綺麗な所をドライブしてみたい」


ネ「ふーん。んで、見晴らしがいい所に車停めて?」


紫「そうそう」


ネ「カーセックスとしゃれ込みますか。少しだけ狭いけど、我慢しろよな」


紫「な…。ぼくのロマンチックな想像が、台無しだ…」


ネ「夜景の名所なんて、似たようなことしてるカップルの車でいっぱいだ。
くす、どの車よりも派手に揺らしてやろうぜ」


紫「……憧れが…憧れが…」


ネ「おれがそのうち連れていってやるから。楽しみにしとけ」


紫「うん…」


ネ「いい雰囲気になったら自然に気持ちも盛り上がるってこと、それまでにはわかるだろうし」


紫「こ、これ以上ぼくの綺麗な想像を汚さないで…」


ネ「ふふ。綺麗なままでいられることなんて、早々ないんだよ。
では、次。






■恋人にどんなふうに接されたいですか?」


紫「これは、現状の恋人への希望でいいですか?恋人のネズミさん」


ネ「ええ結構ですよ。むしろ段歓迎です恋人の紫苑さん」


紫「あはは。
えーっと、甘えたい時には優しく、寂しい時にはぎゅっと抱き締めてほしいです」


ネ「いつもしてるじゃん」


紫「抱き締めてくれるのはいいけど、ぼくの恋人には+αがついていますので」


ネ「?なんかしてるっけ?」


紫「抱き締める時はお尻撫で回しのオプション付き。
キスの時は、お尻の反対を…な、撫で回すし」


ネ「ぶはっ!……くくく…おれ、そんなことしてるっけ…?」


紫「してる!してるよ!あれ全部無意識なのか!?」


ネ「無意識です、すみません」


紫「………なんだ……意識してたぼくが、馬鹿みたいじゃないか……」


ネ「そうなの?…期待してくれてるんだ」


紫「…別に期待なんかしてません」


ネ「…さぁ?どうだか。身体は口以上に物を言う…」


紫「ちょ、ちょっとやめろよ!変なおじさんみたいな口調で腰撫でるの」


ネ「いいじゃん。スキンシップスキンシップ。
スキンシップしながら、次の質問。






■恋人に、どうして欲しいですか?」


紫「撫で回しをやめてほしい。今すぐ、早急に」


ネ「なんで」


紫「なんでって…!
だ、だんだんその手が下に下がってきてるからだよ!」


ネ「すみませんね、紫苑さんにセクハラするの、大好きなもんで」


紫「ぼ、ぼくは…ぞわぞわするから…嫌いだ」


ネ「まぁ紫苑に触れてるのなんて日常茶飯だし、気にしないで次にいきましょう」


紫「されてる当人が気にしてるんだけど!」







ネ「■告白されたこと、または、したことはありますか?」


紫「ありますきみにはい終了離して」


ネ「うわ、ひどい。
もー、わかったよ。可愛い紫苑の言うことはなんでも聞いちゃうネズミさんですから。仰せの通りに離れましょう。
………はい、これでいいですか?」


紫「……だからって、部屋の隅まで離れることは、なくないか…?」


ネ「いや、紫苑に離れろって言われたから。離れないわけにはいかないでしょう。
では離れたまま次の質問。







■どんな告白台詞が望ましいですか?」


紫「ストレートに、好きって言ってほしい。…遠まわしに言われるよりも、正直な気持ちが聞きたいんだ」


ネ「…紫苑、好き」


紫「…え?何、聞こえない」


ネ「紫苑さん。好きです」


紫「え?え?全然聞こえないなぁ?」


ネ「…だ・か・ら。好・き・だ。って、言ってるの。
…ったく、聞こえてるのに聞こえないふりなんかしやがって。変な知恵ついてきたんじゃないのか」


紫「ふふ。だって、同じ部屋に居るのに、きみがいじわるして変に離れるんだもん」


ネ「触られるのは嫌なのに、そばに居てほしいんだ?」


紫「…嫌じゃないよ。ただ、変な触り方しないでほしいだけ」


ネ「変も普通も、あんた基準じゃよくわからないな」


紫「んー……じゃあ、ぼくが嫌って言ったら、やめたらいいんじゃない?」


ネ「上から目線ですねぇ」


紫「ふふふ」


ネ「…生意気言いやがって。覚えてろよ。
じゃ、次。







■憧れの告白シチュエーションを教えて下さい。する側でもされる側でも構いません」


紫「卒業式の日に、体育館裏に呼び出されたり…とか」


ネ「あんた、なんの少女漫画読んだんだ」


紫「え?読んでないけど…」


ネ「素で言ってるのか?…あんた、本当に乙女脳だな」


紫「いいじゃないか。憧れの話なんだから」


ネ「あんたと居ると、おれまで乙女脳になっちまいそうだよ。次。







■デートしたことはありますか?」


紫「そりゃあ、人並みに…」


ネ「人並み?嘘付け」


紫「嘘じゃない」


ネ「じゃあ誰とした。まぁもっぱら会長とだろうけど」


紫「沙布とは、一緒に買物に行くこともあるけど、デートだなんて思ってない」


ネ「……に、にぶい……会長にちょっと同情する…。
じゃあなんで会長に誘われると思っての?」


紫「ただの荷物持ちだろ」


ネ「……………。荷物持ち、ね。
あれ、じゃあ会長じゃなかったら、一体いつ・どこで・誰とデートしたっての。紫苑くんってば、おれが知らないだけで案外やり手だったりして?」


紫「何言ってるんだよ。
デートなんて、恋人のきみと休日にしてるじゃないか」


ネ「…………………そ、そうきたか………」


紫「…なに?」


ネ「…参考までにお伺いしますが…おれ以外の人とデートした経験は?」


紫「…ないよ。…悪かったな、経験豊富なきみと違って」


ネ「……じゃあおれが、あんたの初めて奪っちゃった、と」


紫「そうだよ。…変な言い方するなよ」


ネ「…んっふっふっふっふっふ…。初めてだらけの恋人か…いいじゃないの」


紫「…そ、そう?…馬鹿にされるかと思ったけど」


ネ「馬鹿になんてするもんか。これからも、あんたはおれ以外の奴とはデートできないから。おれが独占するから。ふふふ」


紫「?そのつもりだけど…」


ネ「幸せすぎてなんだか怖い…。
では次の質問。」

















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