お題テキスト

□学園ネズミに恋愛バトン
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紫「■近づきたいから?→ 」


ネ「近づいて手を引いて抱きすくめる。
簡単には離れられないように、きつくかたくな」


紫「…初っ端からこれなの?近づく以上のことしてるじゃないか。
…なんだかこの先の展開が不安だなぁ…ちゃんと進められるかなぁ、ちょっと心配」


ネ「え?だっていつもしてることじゃん。おれ、自分に素直な人間だからな。
近づきたいから近づく。これ、正論だろ?
はい次次ー」








紫「うーんと、次。

■うれしくて?→ 」


ネ「たまんなくて、顔とか言葉で表現するよりも先に身体が動いちゃう。唇に噛み付きたい」


紫「願望を言われても困るなぁ…。
…それに実際きみは、嬉しくてたまらない時、身体を動かす前に少しだけ笑うんだよ。知らなかった?」


ネ「え…、知らなかった…。完全に無意識だわ。簡単には笑わないようにしてるのにな」


紫「自我で抑えられないくらい、喜んでるって思っていいのかな。ありがとう。では次の質問。









■好きだから?→ 」


ネ「えっちします」


紫「……………」


ネ「なに。別におかしくないだろ」


紫「いや、今更だけど、即物的だなぁと思って…。
…次のはバトンにない質問だけど、興味本位で聞いてみるな。

■例えばぼくがきみを好いていなくても、きみがぼくを好きなら?」


ネ「誘って押し倒して犯します」


紫「うわぁ……」


ネ「なんだよ。例えば、なんだろ?別に無理矢理犯したりしねーよ。
あんたがおれを嫌わなければ」


紫「…なら、ぼくの身は安全だ。少なくとも、きみを嫌いになる予定はないから。
では、お次。









■愛しいから?→」


ネ「あんたの為ならなんでもしてやる」


紫「へぇ…それは、ちょっと…。
ストレートな答えだね。…へへ、嬉しいな」


ネ「あんたが舐めろって言うなら勿論そうするし、縛れって言うなら喜んで縛る」


紫「……え」


ネ「ま、舐めろって言われなくても勝手にやるけどね。
乱暴にされてみたいってんなら、心を鬼にしてあんたを嬲ってやる。
甘く甘く愛と快楽を感じたいのなら、どこまでも優しくしてやる。骨の髄まで愛撫して、足腰立たなくしてやる」


紫「ぼ、ぼく、そんなこと言わな」


ネ「新しいことに挑戦したいなら、目隠しでもしてみる?視覚を失う分、触感が過敏になるらしい。
それとも、たまにはおれのこと好きにしてみる?あんたになら、させてやってもいいぜ」


紫「え、えーと、では、次の問いです」


ネ「おーい。人の話は聞こうぜ」












紫「■かわいくて?→」


ネ「壊したい」


紫「……」


ネ「おれの独占欲が強いことは、あんたは知ってるだろ?でもそれと同じくらい、破壊願望もあるんだよね。
さっきは無理矢理犯したりしないって言ったけど、反抗されたり嫌がられると、おれ燃えるんだよねー。
ほら、初めてのことする時、大体あんた嫌がるじゃん?バイブの時なんか泣いたじゃん。
おれあれ…結構やばいんだよね…。こう、背筋に甘〜い電流が走るっていうか…こう、ゾクゾクするんだよ」


紫「あの…は、話についていけないんだけど…」


ネ「陵辱プレイとか…実はおれ、憧れてるんだよな…。なぁ…紫苑……?」


紫「(りょうじょくってなんだろう…でもきっとろくなことじゃないな)
そんな縋るような目をしても、嫌なものは嫌だからな…。
じゃあ、次。












■恥ずかしくて?→」


ネ「余計に興奮する」


紫「…ネズミこそ、人の話聞いてるか?
『ぼくが恥ずかしがってるから』じゃなくて、『きみが恥ずかしい時は』のことなんだけど」


ネ「だっておれ、恥ずかしいことなんかないもん。だから答えようがない。
…ふふ、恥らってる時のあんたはやばいぜぇ…?なんつーか、理性が崩壊する時ってこんななのかなって思う。
ついついもっといじめたくなってだな…」


紫「はいじゃあ次の質問」


ネ「おい遂に無視かよ」











紫「■もどかしくて?→」


ネ「剥ぎ取る」


紫「なにをとか…もう聞く気も起きないよ…」


ネ「だって触りたいのに邪魔だろ、布なんて」


紫「当たり前だよぼくはいつでも裸なわけじゃない」


ネ「服の上から触るの、おれあんまり好きじゃないからさ。
あ、焦らしてる時は別にいいけどそれはそれで興奮するから」


紫「……」


ネ「冬なんて特に嫌いだな。なんだってあんなに厚着してるんだよ。何枚脱がせばいいと思ってる」


紫「きみのその趣向のおかげで、ぼくが何枚Yシャツだめにしたか、知ってるか…?
そもそも、寒がりなんだから厚着するのは当然だろ」


ネ「何枚着たって、人肌には敵わないって。
Yシャツだって、その都度新しいの買ってやってるじゃん」


紫「勿体無いとか思わない?」


ネ「勿体無い精神で欲望を抑えることはできない」


紫「ああ、そう…。
……それでは、長かったけど最後の質問です。









■会いたいから?→」


ネ「離れない」


紫「遂に文章が成り立たなくなった…」


ネ「違う違う。いつでもあんたの顔を見ていたいから、離れない、ってこと」


紫「ああ。…それはぼくも、言えてる」


ネ「だろ?今更別室で離れ離れに暮らすなんて…考えられないだろう?不自由極まりない」


紫「うん…。きみが隣にいない夜は、嫌だな…」


ネ「…………しーおーんーさぁ。あんた、真面目な顔して率直に誘うよな。いつもありがとう」


紫「…んえ?なに?ぼく別に誘ってな」


ネ「ほら。おれと離れたくない寂しがりやなぼく、こっちおいで。全身全霊で暖めてやるよ。おれも暖まりたいし。
…汗かくくらいに、な…」


紫「え、ちょっと。な、なにす…ぅわー!またYシャツ引きちぎるつもりか!?
って、いうか、セーターまでびろびろになっちゃうだろ!ちょっと!ネズミ!」


ネ「■やりたい時に→やらなきゃ損。これ、おれの性分ね。」


紫「ね、じゃない…!こら、ネズミ!」










バトン強制終幕。



09.12.02








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