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NO.6 #5感想



初めて読んだのはもう三年程前なんですが、アニメ化&最終巻発売ということで改めて感想を書いてみました。
自分用メモなので偏ったものですが、一点でも同調して頂けたら嬉しいです。
ネズ紫、紫ネズと腐った脳で固まっていますのでご注意ください。
ページ数は文庫版のものです。









<まずは真面目な感想から>



・表紙の濃淡のグレーが、地味かもしれませんが好きです


・P47 「ネズミ、あなたに祈ります」
綺麗な表現だなぁと思いました


・P52 「見たければ見ろ。聞きたければ聞け。ただし一生、悪夢に付き纏われることになる」
淡々と紫苑に語りかけるネズミですが、自分がそうなのかと考えたらもう。本当にネズミは自分と他人を知っているなぁと、改めて思いました


・P52 「あんたという人間を冒涜する千万に牙をむけ」
本来人間とはそうであるべきなのかと教えられた気がします。
かといってすぐにそれをすることは現代ではなかなか難しい。それでも心に留めていられたら自分の中で世界は変わるのか、と考えてしまいました


・P55 「NO.6に帰りたい」
紫苑の心の揺れ方が激しくて、一緒に苦しくなります。それでも頑張ってほしい


・P61 耳障りな雑音のするエレベーター
どこのことでしょう


・P70 「できない」と漏らす紫苑
 P71 耳を塞いで目を閉じる紫苑
以前の紫苑も好きですが、自分の置かれている現実をようやく見据えた紫苑も好きです。ネズミがいなかったら、一生昔の紫苑のままだったんでしょうね


・P74 首に手をかける紫苑を止めるネズミ
 P75 弔いを行うネズミ
冷静なように見えて、心の中では紫苑に殺人を犯してしまうかもしれないということに怯えているのかなと。
死を目前にしている人間に対してのネズミの優しさが好きです。ネズミに送られたらさぞ穏やかに逝けるのかと思ったら惹かれるものすらあります。
けれどそれを執行したネズミは、その都度人の命の重さを背負っていくのかと考えたら、もう見せてほしくないと思いました。
人の命の重みを知っているネズミだからこそ、優しく脆くなれるのかとも。
紫苑から見たら何物にも勝る弔いに見えるのに、ネズミはそれを殺人と思ってしまう。二人の食い違いがここに来ても露わになるんですね。
そういう面を見せられる程、二人に夢中になっていきます


・P82 「ありのままの死を敬え」
自分の行為や死そのものを軽視しないネズミはすごいなぁと思いました


・P86 紫苑を殺したい程憎いと感じるネズミ
紫苑が抱く友情や愛とはまた違う感情をネズミは抱いて過ごしていたのですね。どこまでもすれ違う二人


・P97 「ひと思いに、喉を掻き切ってやる」
実際そうはできないのに口にするネズミが好きです


・P110 生きることに歓喜するイヌカシ
イヌカシにとって、生きていることが全てで存在理由なんですね。簡潔で分かりやすくて美しいと思いました。
赤ん坊相手でも容赦ない物言い、けれど泣かれると弱い。ああ可愛い


・P124 シオンに翻弄され始めるイヌカシ
シオンに出会ってからのイヌカシの変化が好きです。気が付いてみたら、紫苑にもネズミにも随分肩入れしてしまっているイヌカシ。
人間臭いところが垣間見えて嬉しくなってしまうんですが、イヌカシは嫌がるんでしょうね


・P137 「なんだよ、握手か?」
 P146 「健気じゃないか」「おれがか?」
 P150 「そう長くないと思ってるんだ」「そりゃあお気の毒に」
力河とイヌカシの噛み合わない会話がすごく好きです。ずっと聞いていたいです


・P158 スル
この時点で出ていたんですね


・P164 赤ん坊に紫苑の名をつけるイヌカシ
愛とか友情とかそういうものではくても、イヌカシは紫苑が大好きなんだなぁと微笑ましくなりました


・P167 白い闇
闇といっても黒一色とは限らないんだなと思いました


・P170 「二人で歩いていたのに、堅果ってなによ? 〜」
紫苑らしいと思いながらも、沙布の気持ちが一方通行で切なくなります


・P179 もう先に進めないと諦めかける紫苑を、いつものように皮肉を交えながらも奮い立たせようとするネズミ
二人は一緒でないといけないのだと認識させてくれます。
死んだら終わりと知っているからこそネズミは紫苑の死への逃げに敏感で。一心同体、運命共同体、うまい言葉が見つかりません


・P188 謝罪によって自負心が満足する
ネズミの言葉は本当に刺さります


・P201 サソリに恐れもなく立ち向かう紫苑
紫苑様かっこいいです


・P204 ネズミを殺そうとするなら、おまえは滅びねばならない
紫苑様かっこいいです


・P208 「おれは、あんたに紫苑のままでいてほしい」
先の展開を知っているからこそ、これから起こることを示唆しているのだと知りました





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