修行時代の話し

特殊調査!無理難題を押し付けらて。。(T。T)/

 

これは、以前にまだ、探偵修行中におこった笑い話。

依頼内容は、対象者が警察に捕まるようにしてほしいんだとか、ほしくないんだとか、どっちやねんって感じの案件でした。

どうも、その依頼者は対象者にゆすられているようで、ひきはなしてほしいって、その時点で警察に行けって感じですけど、複雑なんです。人の気持ちって・・・・

そこで、私がその案件に指名されてしまいました(〜。〜)

立場上、断れません(T。T)

とりあえず、金遣いを調べてくれって事で調査開始〜。

その対象者ってのが、近所で有名「犬おじさん」いい人なのかな?

もう一人頼りになるパートナーが組んでましたので、ちょっと安心(^。^)>尾行開始!

金遣いは荒い〜。このおじさん、大声で歌を歌いながら、チャリンコをこいでる。徒歩でついていけるくらいのスピードだ。前かごには犬をつんでいる。かなり、変わったおじさん。結構、笑えるので、楽しい調査かなと思っていたら、

本部から電話が入った。

「さぁ、対象者にけんかを売って、しばかれてこい!」

「えっ、しばかれるんですか?」

「そう、しばかれて警察に通報して、訴えて来い」

「きゃ〜。な・なんてことを」(心の言葉)

「了解しました」(としか言えない)

と電話を切る。

早速、パートナーと相談

「どっちがしばかれる?」

「えっ、僕はむりっす」とパートナー

「それは、おいらのセリフ」(心の声)(先に言われてしまった〜)

「よっしゃ、まかして」

「しばかれたら、すぐに警察呼んでね」(めっちゃ本音)

「わかりました。精一杯、しばかれてください」(ちょっと、笑顔)

とほほ・・・・・(T。T)なんでも経験!修行中なのだ。と言い聞かせて、いざ、出陣!!

そのおじさんのチャリンコの前を歩くようにして、接触!

「おっさん、なにぶつかっとんじゃい」といきがってみる。

「なんや、若造!もんくあんのかい」と食いつき良すぎるって。

「若造!わしもこの辺では、○○で名前通ってるんじゃい」

おいおい、このおっさんやくざやないかい。・・・聞いてない。

もうええ、はよしばいてと胸ぐらつかむ。

もんもん(刺青)いっぱい入ってるよ。このおっさん!

「おい、若造!わしに手をだすんやな!」と凄んだおっさん!

なにをするかと思えば、おいらの手を振り払い、背中を向ける。

なにがしたいんやと思うと背中のもんもんを見せて、

「かかってこんかい」と

おいおい、吉本新喜劇とちゃうで・・・

しかたがないので、手にもっていたティッシュの箱(ぶつかるように買っておいたもの)でおっさんの頭をぱしっとはたく。

そら、おもろいくらいええ音が響いた。ほんとの新喜劇やね。

通りかかったおばはんも、おもわず笑ってしまっている。

おっさん、顔を真っ赤にして、

「おんどりゃ〜、ようもやってくれたの〜」ってめっちゃおこってる。・・・

おもわず、

「おっさんがやれってゆうたんやんけ」とおいらも訳がわからない事を口走る。

人だかりが出来てきて、そのやり取りに笑いがおきていた。

そこに、警察!やっと登場!!

「おまえら、パフォーマンスはよそでやれ、ここは公道やぞ」

「ほんで、許可はとってんのか?」

おいおい、警察官までボケかい?

ってな、事になりました。。。。。

あとは、ご想像にお任せします。

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