「潜入」
いや〜今回は、とある量販店に潜入したときの話をします。。

その依頼内容は、従業員の横領の事実をつかんでほしいとの事でしたが、社長が言うには、

「わしは、人事に関しては関知してないので、あくまで応募で来てくれて、社員になってくれ」

との事。あ〜また、無茶言うなぁ。

「社長、僕がすべったらどうするんですか」と尋ねると、

「そんな奴に、依頼は出来ん」とはっきりと言われた。
(T。T)
こんなんばっかり・・・・・

「もちろん、給料は別途もらえるんですか?」と尋ねると、

「サービスだろ!もちろん、普通に働いてもらうがね」

なんて、こった。

恩人の紹介だから断れないし、へまも出来ないのだ。

その日は、一旦、帰り、久しぶりに履歴書を書いた(もちろん偽造だけど)

次の日、その量販店へ電話をし、面接へと向かった。

そこで、面接をして働く事になったのだ。(^。^)潜入成功!!

しか〜し、そこからが大変だぁ〜〜〜〜〜!!

新人のおいらは、商品の搬入や整理作業で、監視どころの騒ぎではない。なんて、忙しいとこなんだ。。。(T。T)

それでも、ささっと搬入と整理を済ませ、その売り場の主任にとりあえず気に入られるように仕事に精を出した。そんなこんなで1週間が経ち、社長に呼ばれた。

「どうだね、進捗状況は?」

「えっ、まだこれからですね」

「約束は2ヶ月以内ですから」

「う〜ん、やっぱり一ヶ月以内にしてくれ」

・・・・なんて、わがままなんだ・・・・(>、<)

「それと、報酬なんだが、一か月分ということでな」

・・・おぉ〜〜い!(T.T)さすが、量販店ねぎりまんなぁ〜。

紹介じゃなかったら、契約解除っていうのに。。。仕方がないので、

「わかりました」と言う。ほんまに、特殊調査やったら結構高額なのに、まぁいいかって感じで進めて行った。

そして、半月ぐらいで、店で接客までするようになり、15人中6番目まで売上を達成し、商品の整理も搬入もこなすようになっていた。。。身も心もボロボロになりながら・・・・

そこで、主任に商品管理するのに残業したいんですがと申し込み、倉庫のカギをゲットする事に成功した。

・・・・これで、倉庫にカメラを仕掛ける事ができるとちょっと安心!!・・・

あくまで、自然に自然にと、残業してる振りして、倉庫にカメラを仕掛けて、事務所にもカメラを仕掛けて帰ったのだ。あとは、定期的にテープを確かめれば不振な人間の特定が可能だからね。・・・・・(−。−)v

3日後、テープを回収し、チェックをしたら、犯人は商品管理をしている部長でした。

その部長は、夜遅くに事務所へやってきては、伝票操作をしていたのだ。

・・やるな、このオヤジ!・・・

おいらが、商品の伝票とかをチェックしたときは、異変が無かったのだが、PCの管理システムをいじっていたのだ。これだけの商品量と伝票の量だ。だれも気づかない、ただ、社長は、忙しさが変わらないのに、利益が減っている事に気づいた。さすがは経営者ってことですな。

まぁ、おいらは、この証拠テープを持って社長に報告すれば終わりなので、関係ないけどね。

明日にでも、報告したら約束の一ヶ月が20日で終わったという事で10日分は儲けて、重労働から脱出だぁ〜〜〜と次の日、社長へ報告に行った。

「おぉ〜、やるね!さすがだ!」

「売る上げにも貢献してくれてたみたいだし、」

「あとは、これで訴えて終わりだな」

と社長は大変喜んでくれた。

・・・・よかった。よかった。(^。^)

「では、社長、集金をお願いします」

と言うと、

社長は、

「よっしゃ、よっしゃ、色つけとくからな」と

・・・・うひょ〜、・・・・

・・・・ん?・・・・

え=======(#。#)

「社長、色どころか足りませんよ」

「まぁ、20日で終わったんだからそんなところだろう」

と普通に言う。

「○○さんにも、あんたを紹介してもらった事を恩に思うよ」

「早い・やすい・上手いの3拍子、尚最高だな」

と高笑いをしていた。

・・・・そら、この店でかくなるなぁ〜としみじみ(>。<)

おいらも、まぁ無事に終わったから、まぁいいかぁ〜と思い、契約を終了にした。

・・・・・いつまで、つづくんだ。貧乏探偵。(T。T)

そして後日、その店の「優待券」が束で送られてきた。

更に、そこで買い物しろってか〜〜〜〜。

やるな、あの社長!!参りました。。。。。

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