めいん

□居酒屋クライシス
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「「「あっ」」」

「げっ」


繁華街の片隅に雰囲気ある居酒屋があった。そこに真選組忘年会として近藤局長を始めとする隊士達がやって来たのだが…


カウンターに肩を並べてサングラスを掛けた元幕吏の長谷川と一緒に銀時がいた。


それを見た瞬間、土方はドス黒い嫉妬の炎を全開にし刀の鞘に手を掛けた。



「うわ〜!トシやめろって!お前、民間人の前で抜刀は駄目だって!駄目駄目」

「いんじゃないですかい?近藤さん、好きにさせておやりなせぇ。恋愛にドロドロとしたスパイスはつきものでさぁ。そういうスパイスがあって倦怠期がなくなるもんですぜぃ」

「いやいやいらないから総吾!そんなガラムマサラみたいな濃いスパイスいらないからねっ!」


隊士中、二人の関係を知っている近藤と沖田。鬼と化した土方を宥める近藤。むしろ女同士のような醜い争いにならないかワクワクしている沖田。


「真選組様ですね、座敷になりますのでご案内します」

女将が隊士たちを引き連れ座敷とカウンターの間を通り案内した。


「あれ?万事屋の旦那じゃないですか?」

話す機会が多い山崎が銀時に気付き声を掛ける。
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