short

□別れ
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母親視点



――あんたなんて生まれてこなければ良かったのよ!

あの子に言った最後の言葉。



あの子は霊安室で眠っている。
二度と起きない、深い深い眠りについたあの子。

私が殺したも同然。



母親は泣き崩れ、ただ

「私はあの子を殺してしまった…」

そう言うばかり。


些細なケンカから発展した自殺。

あの時あんな事を言わなければ…

いくら悔やんでも、一度失われた命は返ってこない。


報われないのは母親?
それとも少女?




end.


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